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産直コペルVol.58

¥693 税込

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2018年、約15年ぶりに食品衛生法が改正された。2012年に北海道札幌市で起きた浅漬けによる食中毒事件などを受けて、改めて食の安全・安心が問われた結果、原則すべての食品等事業者がHACCP(※)に沿った衛生管理を義務付けられることになった。

営業許可が必要となる業種も見直され、新たに漬物製造業が加わった。新規業種には3年の猶予期間が設定されているが、完全施行は来年6月とタイムリミットが迫る。
法改正で要求される基準を満たすには、どうしてもある程度の設備投資が必要になる。そのため、ただでさえ高齢化が進んでいた手づくり漬物の生産者たちの中には、これを機に引退を考える人も少なからずいるという。
しかし、日本が誇る優れた発酵食品である「漬物」を、本当の意味で文化と呼べるまでに昇華させてきたのは、農家のおばあちゃんたちが漬ける手づくり漬物だと『産直コペル』は考える。食の安全・安心はもちろん大切だ。しかし一方で、そうした地域の食文化たる手づくり漬物の火を絶やさないようにするためにはどうすればいいのか――本特集を通じて、考えてみたい。
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特集 手づくり漬物~地域の食文化を明日につなぐために
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◆全国直売所の人気ナンバーワン漬物たち

◆今、直売所の人気手づくり漬物に何が起こっているのか?
・秋田名物〝いぶりがっこ〟は大丈夫か!?
・食文化の都でも危機感、襲う生産者高齢化の波

◆食の安全・安心と地域の食文化を両立させるべく、行政に聞いた。
・厚生労働省×農林水産省×本誌編集長 スペシャル座談会
手づくり漬物を、未来につなぐために

・最前線で自治体はどう向き合う?
手厚い補助や相談体制で地域衰退を食い止める

◆手づくり漬物を守るべく、各地域で奮闘する直売所や人々をご紹介
・道の駅本庄、加工施設整備で生産者支援 「手づくり漬物の味を守りたい」
・農の〝M&A戦略〟で消えそうな火を継承する男
・旬の味ほりがね物産センターに学ぶ 〝おふくろの味〟を地域で守るには?

◆特別寄稿 許可制への移行は、地方に何を与えますか?
HACCPは何を救うのか。 特定営利活動法人 素材広場 理事長 横田純子

◆“手づくり漬物問題”の取材・編集を終えて
「小さな漬物事業」を次代へ継承するために 産直コペル編集長 毛賀沢明宏
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そのほかにも…
◆新・農業経済 第6回
農業・農村をめぐるQOL(生活の質)

◆学校給食と地産地消 第13回
至高の〝キャビア〟をお届けします

◆土を育てる VOL.37
1日6トンのゴミを〝宝の山〟に変える
長野県長野市松代 金丸物産 金井きのこ園

など盛りだくさんなラインナップでお届けします。

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